同棲しているのがバレちゃうかも！ドキドキの展開『黒か白か　6巻』ネタバレ・感想

さちも　黒か白か　ASUKA COMICS CL DX　角川書店

あらすじ
互いに人気がある俳優で恋人同士のシゲと慎。
売れ始めたことからセキュリティのしっかりしているマンションで同棲を始める。
今まで隠していた高校の同級生と言うことがバレてしまう。
今まで知らない振りをしていたのに、と焦る慎。
ここは思い切って二人でバラエティ番組に出る方が得策とマネージャーの言う通り仲の良さをアピールできて良かったのだが―…。

人気皇子俳優と人気演技派俳優。
互いを好きすぎる二人が芸能界を舞台に恋愛と仕事に奮闘し続ける第6巻。

登場人物と5巻までの感想
新しいマンションでの甘い同棲生活
新キャラ登場！共演者・福居さんの存在
皇子の多々良さんへの牽制がひどい
慎くんへの恋愛感情を自覚した多々良さん
今回の描き下ろしは？
7巻の発売日はいつ？

登場人物と5巻までの感想

館林和茂…芸名は皇澤茂。皇子と呼ばれる人気俳優。圧倒的な外見で大きな仕事をとってきた。通称シゲ。慎とは高校時代の同級生で、現在は恋人。慎のことを好きすぎて暴走気味。描きおろしでは下ネタ担当。
姫宮慎…芸名は鷲宮慎。強面の外見と演技力ゆえ誤解されがち。ピュアな一面が強すぎて知り合った人たちをとりこにしていく、魔性。シゲが大好き。
多々良賢吾…子役時代からずっと俳優をしている。演技力も有り、慎が信頼している。慎のことが好き。
花崎桃李…アイドルチームの一員。ゲイなので慎のこともすぐに気付く。慎を大切に思っていていろいろとサポートしている。シゲとの関係も知っている。関西弁を話すが、プライベートは関西弁ではない。
小菅…シゲのマネージャー。慎との関係は認めている。
梅島…慎のマネージャー。シゲとの関係は認めたくないが、仕方なく容認中。
社長…シゲの事務所社長。裏から手を回し暗躍中。
福居…慎と共演中の女優。慎に気がある素振りを見せている。

おさらい（1～5巻までのざっくりあらすじ）はこちら！

mukuge.hateblo.jp
5巻が不穏な空気の中終わったのではてさて、ここから社長の暗躍が…と思いましたがまずは「高校の同級生バレ」でした。

今回の表紙二人とも表情が良くて好きです。
皇子の「俺の」感もいいですし、慎くんの余裕そうなのも良い……。
※今回からシゲのことは皇子、慎のことは慎くんと呼びます。
他の人をさん付けなのに～と思うのですが、慎は「くん」のイメージなので……気になる方は済みません。
皇子に至っては愛称呼びですけどね。

新しいマンションでの甘い同棲生活

最初は同棲したての楽しさいっぱいの会話。
自分とする時に感じ過ぎて我を失うの最高過ぎるから背中に傷つけてくれてもいいのに～とか、体は大事じゃないの…？と思いつつも皇子の浮かれっぷりが楽しい。
慎くんは「もう、そんなことばっかり言ってぇ～」（ポカポカ、と聞こえてきそう）なんて反応ですが、本当、楽しそうでなによりです。
はい、幸せいっぱいの場面を堪能しましたね！
じゃ、行きますよ！！
そしてドロドロの扉が開くわけです。

新キャラ登場！共演者・福居さんの存在

俳優として一皮むけた皇子と慎くんのドラマは大当たり！
良かったねぇ、と思う間もなく 共演者の女性・福居さんが慎くんに粉かけそうな雰囲気ムンムン。
新キャラ、と書きましたが5巻から新たなドラマ撮影が始まっていますので登場自体はしていました。
ただ、6巻で福居さんがグイグイきます。
ここで迷いつつもしてしまった連絡先交換についてはこの先この女性が引き金となる事件が起きるのだろうと思いますが、福居さん……。
なんか強かそうで、慎くんを悪用しそうな匂いしかしないですが、酷い目に遭わせないでほしい……。
あざとい、わざとらしい、というフレーズ満載の福居さん……しかもNG出す福居さん……。
もう決まったも同然だと思いますが、何卒…何卒…。
とにかく当て馬、ハードルとしての男性、女性関係なく酷い目に遭わせないでほしい……。
相手がどんなに嫌なタイプでもやめてほしい……。
皇子とのことに気付いて何かしかけたり、とんでもストーカーになったとしても……きっちり刑事罰にしてほしい……。
私刑はやめてほしい……。
芸能界ものなのでファンの暴走とか怖いし事務所の力も怖い。
さちも先生他の作品ではそこまで酷い描写（性的なものはあるけど）ないから大丈夫だといいな。

皇子の多々良さんへの牽制がひどい

あとは多々良さんに対して皇子が全然臆することなく、寧ろ俺の慎ですけどぉ？という煽りが酷い。
痛い目に遭いそう、と思うけれど、「感情だけでなく肉体も俺にメロメロ」という今まさに絶好調ですからね。
嫉妬？ノンノン、というくいらいに絶好調ですからね。
痛い目、みるでしょうね（当然の理）
先程の当て馬、ハードルたちと皇子への対応の違いよ……。

今回は皇子からだけでなく、慎くんからも花崎さんに対して牽制あったのが良かった。
ちゃんとわかってますが、それでもこういう他人に対しても独占欲を現すのは重要ですよね。

本当にマネージャー同士なんとかならないかな…と思うほど6巻もマネージャーが良い感じ。
ついでに多々良さんと花崎さんも良い感じなのですが、全員そういう関係になるっていうのもどうだろうな、と思いつつも期待。
社長は当然喰い散らかしてそうな感じがして非常に良いのですが、そういうゲスいところは見られないかな……。
そこまで広げると結構とっちらかって大変ですしね。

社長はゲスい感じがするも、結構対応は紳士そう（何言っているのかと問われそうですが）なのでそういう場面を見ても平気そうな匂いがします。
女性、男性問わずしてそうなところ、そのくせしっかりと本命は大切にしそうな感じがしてたまらない。
花崎さんと多々良さんはなんだか多々良さんが食べられそうですが、いや、もうヘタレ攻めでもいいかな。
多々良さんヘタれてて可愛いし、花崎さんはずっと可愛いし。
『25時、赤坂で』の佐久間くんといい、本当好みがわかりやすい。
主人公たちよりも可愛い可愛い言っていて申し訳ないですが、可愛いから仕方ない（最強のマジックワード）

慎くんへの恋愛感情を自覚した多々良さん

ここにきてベタな当て馬になってしまった多々良さん。
読者は皆知っていましたが、そうですね、自分の感情だからといって気付くとは限りませんからね。
いやーもう、「あれは恋じゃなかった、行き過ぎた友愛（庇護欲）だった」パターンも大好きなのですが今回はソロプレイ発動したので、確定ですね。

ベタ好きの王道好きなので構いませんが、これ引っ張るのかな。
6巻まできてもこの話の終着点がちょっと見えないのですが、前回感想でも書きましたがやはり最終的に皇子引退なのかな。
俳優として覚醒した感がある皇子ですが、結局は慎が大好き！というだけだし。

今回の描き下ろしは？

今回の描き下ろしは本編にあった多々良さんのソロプレイをねっちり。
皇子曰く「誰得」らしいですが、先生が楽しんで描かれたならなによりです。
……でも、ちょっとアレじゃないですか？
好きな人の恋人と同室で、しかもその二人の会話聞いてのソロプレイ。
……ど、どうですか？
しかも恋人に「俺の恋人で抜くのやめてね！」と言われる始末。
そして当然のように恋人は「俺は抜くよ！」……皇子……。
皇子、やっぱりアレですよね。
牽制にしても酷過ぎる。
痛い目、遭いますよね。

7巻の発売日はいつ？

さちも先生毎回数話載せていて凄いな、と思っていますが掲載誌『エメラルド』が季刊でもなく年に3回発刊だから余計にそうなってしまうのかな。
他の先生も数話載せているし……。
でも、一冊に３話とかになると「特集号」なのでは…と思ってしまう。
そのおかげでサクサク進む上に別の連載も開始するわけですが……。
毎月締切があるのと纏めて数話載るのは連載する方としてどちらの方が良いんだろう。

7巻は来年発売かな、と思いますが果たして二人はどうなるのか。→9/1発売決定！早い。
社長の暗躍はどんなものなのかが楽しみです。
慎くんと連絡先交換した福居さんが実は社長の刺客かもしれないと思うとドキドキするので（社長！）それでもいい。
社長とくっつけばいいのに（酷い発想）

7巻の感想はこちらです。