むくげの日日是好日

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一緒にいられる以上の、欲が出る『25時、赤坂で 3巻(特装版)』ネタバレ・感想

俳優として、追いつきたい(特装版)

25時、赤坂で 夏野寛子 3巻 on BLUE comics 祥伝社

 
あらすじ

大学の映研で先輩と後輩だった二人が時を経て同じ俳優をしている。
先輩の麻水は超人気俳優、後輩の由紀は売れない俳優だった。
しかし、共演した作品が当たり由紀は一躍時の人となる。
そんな状況で二人は恋人同士となった。
そして、連ドラは映画化され、更に二人の仲は深まって行く。
由岐は麻水と同じマンションに引っ越し、麻水に逢える時間が増えて嬉しいと思う。
そして新しい仕事である舞台について考えていた―…。


既刊の感想はこちらです。

mukuge.hateblo.jp

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2巻でも書きましたが互いしか見てない感じがするのが甘い雰囲気漂わせてばかりでいいな、と思っていました。
でも、今回開いてすぐ同じマンション、しかも同じ階に引っ越したところから始まるとは。
一気に距離を詰める由岐くん。

麻水さんの住んでいる所(芸能人御用達なんでしょうね、以前は佐久間くんも住んでいた)なのでセキュリティも万全だろうし、良いけれどずーっと好き好きダダ漏れですね。
麻水さんも大概なのでこれはこれで。

今回のテーマは由岐くんの俳優としての在り方。
仕事に対する取り組みが少し違ってきた。
気付いたら麻水さんが認められている人に認めて欲しいと思っていた。
そのことを由岐くんは「」と名付けましたが、成長とも言えるしやっぱり麻水さんに影響受けているんでしょうね。
そして舞台なので演出家との関係。
厳しい演出家なので自分と解釈が合わないと練習をに見に来ている役者と交代させたりする。
※正直舞台というか演技とかは解釈の相違で好みかどうかに繋がると思います。勿論演技力という技術もありますが。
す、凄い……。
ある程度名前の売れた俳優に対しこんな扱いできるなんて凄い……。
事務所と揉めること間違いないのに……。

新キャラは三原さん。
1巻で由岐くんが同性とセックス経験したい!よし!相手を探すぞ!!と行って見事に麻水さんにお持ち帰りされたあのバーで働いている人ですよ。
しかも、麻水さんの同級生
つまり、由岐くんの先輩

この三原さんがクセ者。
由岐くんが麻水にさんに言った忘れられない一言のせいで絡まれる。
「『見た目がいいだけのやつ』がやってる モデル志望だったからね」(引用)
これって相当失礼で案の定モデルを目指していた三原さんが由岐くんを忘れないのはよくわかる。
でも、麻水さんにとってはこのセリフが大切だから、撤回するな、なんですよね。
あれがキッカケだったしね。
それに麻水さんは由岐くんしか見てないしな……。
まぁ、由岐くんは由岐くんで「麻水さんの演技好きなのに、なんでモデルなの?俳優じゃないの?」という怒りもあったのですが、説明されないとわからないですからね。
麻水さんは三原さんに対し塩対応なので酷いこと言ったから謝りたい由岐くんに別にいいじゃない、と言っている(けど、麻水さんと三原さんは仲良し)
そして伏線というか、1巻で都合良く現れた麻水さんの行動も明かされました。
鍵は三原さんにあり。
三原さん、由岐くんにそこそこ言うけれど、結果的には由岐くんは幸せだし、麻水さんも万々歳な展開なのでいいけれど、果たして。
ただ優しいだけの人なのか(麻水さんが大事だから)それとも何かあるのか…。
ひねた人に初めて会うから対応に困る由岐くん。
確かに麻水さんはずっと由岐くん甘やかしだし、佐久間くんと山瀬くんは優しいものね。
佐久間くんは軽い口調で優しく、山瀬くんはアニキみたいな優しさなんですよね。

今回、確かに由岐くんの成長や立ち位置などについての話でしたが、麻水さんの甘やかしも凄かった。
どこまでも大切に、そして底なし沼のようにズブズブの甘やかし
ちょっと過保護が過ぎやしませんか、と思う程の甘さ
でも、その甘さに意地を張らずにもう存分に享受しようと思う由岐くん。
関係性って人の数だけあるから、それでいい。
相手が甘やかしてくれて、自分がそれで良いと思うならそれでいい。
一歩間違うと共依存になるのでそこだけは気を付けた方が良いと思うけれど、それを選ぶのなら外野がとやかく言う必要はない。

今回扉絵が寝巻だったのですが、皆可愛い。
麻水さんはパジャマ派。
佐久間くんもパジャマ派。
山瀬くんはスウェット派。
由岐くんはどちらも派。※本編スウェットだったから。いや、他の人も出てくる回数増えればどちらも着ているかもしれないけれど、情報がないので。
麻水さんはいちいち色っぽくて、佐久間くんはいちいち可愛いのはなんなんですか。
どうしたいんですか。
由岐くんはうわぁーってなっているところが可愛くて、そんな由岐くんを何とも言えない表情で見ているアニキな山瀬くんが好き。

3巻は2巻の反動なのかえっちは多くありません。
ただし、少ないえっちが本当に箍が外れた麻水さんであり、してしてと強請ったのにすぐに弱音をあげる由岐くんですよ。
強請っているのが由岐くんなので煽った由岐くんが悪いというアレですね!
あいかわらず先生の絵はやらしい
麻水さんの表情のせいだけじゃないと思うんですよね。
線の細さとかなんだろう……本当にわからないけれど、やらしいんですよね。
今回は内容的にもえっちよりも内面の話だったので、余計に貴重なえっちアレでした。

新しい巻が出るごとに新キャラ登場。
1巻では佐久間さん(仲良し)
2巻では山瀬くん(仲良し)
3巻では三原さん(…)
こ、今後に期待。
三原さん良いキャラなので活躍しそうなんですよね。
丁度掻き回すキャラがいないし。

それにしても今回も佐久間くんは本当に可愛かった……。
山瀬くんと一緒に可愛かった。
佐久間くんは勘が良さそうな雰囲気なのに鈍いのか、これが演技なら相当だけど何のためにしているのか不明だからその線はないでしょうね。計算が過ぎる。
山瀬くんとますます仲良くなってて可愛さが上がっている……。
相乗効果……。
可愛い……。

山瀬くんは本当に良い人で察する能力も高いしちゃんと由岐くんの感情を汲むところが好き。
このまま佐久間くんと山瀬くんは更に仲良くなっていってほしい。
別に付き合ってもいいけれど(ずっと言っている)付き合わなくても仲良く可愛くいてほしい
山瀬くんが良い人なので佐久間くんとずっといちゃいちゃしていてほしい

3巻では終わらず、4巻へと続きますがどうなるんでしょうかね。
役者として一皮向けた由岐くん。
そして麻水さんとの向き合い方にもきちんと自分の中で昇華した由岐くん。
次回は麻水さんの苦悩がそろそろ来るのでしょうか。

あと羽山くんと由岐くん付き合ってるのかな~の女性は有紗ちゃん?(1巻で由岐くんの演技に感動して泣いていた女性)
観劇している女性もそうかな?と思ったけれど髪型が違う…。
同じ女性だとこの先も楽しみだったりするけれど、違うかな…。

特装版の小冊子はひたすらいちゃいちゃしています。
内容は休みの日に佐久間くんを家に呼んで餃子を食べる。
その餃子作りをする麻水さんと指示待ちのウロチョロする由岐くん。
可愛いお話ですよ!
ただし、えっちはないので、エロエロ大好き!本編よりも激しいの…?
そんな期待している方は特装版でなくても良いと思います。
話は可愛いので読んでほしい、だけどえっちはない(大切なことなので二回書きます)
あくまで日常生活の一コマという内容です。
佐久間さんの出番は少しだけですが、その数場面ですら可愛い。
佐久間さん、本当可愛い
は~可愛い。

 アニメイトにてアニメイト限定版を再度予約開始していますので、そちらが気になる方はこちらからどうぞ。
特装版+アニメイト8p小冊子のページです
ただし、6月中旬に入荷予定となっています。
表示が終わってなければ応援店共通の特典のペーパーも付くみたいです。

25時、赤坂で 3 特装版

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