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私生活だけでなく、仕事でも一緒『25時、赤坂で2巻』感想・ネタバレ 

超人気俳優と新人俳優

25時、赤坂で2巻 夏野 寛子 on BLUE comics 祥伝社

あらすじ

大学時代同じ映研に所属し先輩後輩の関係だった羽山麻水と白崎由岐は俳優になっていた。
『昼のゆめ』という同性愛をテーマにした連続ドラマの共演により二人の距離はぐっと縮まる。
麻水はゲイで由岐は自身の性的指向についてはよくわかっていなかった。
性的指向を確認するために訪れたバーで麻水と偶然出会い、そのまま二人は挿入には至らないものの体を触れ合わせる。
互いに大学時代に気になる存在だったことに加え体の触れ合い、そして演技。
クランクアップ後、二人は体を繋げ気持ちを確認し付き合うこととなる。
『昼のゆめ』はヒットし由岐は一気に人気者となる。
売れたいと願っていたものの麻水と会える時間は殆どセックスに費やす現状に由岐はまた共演したいと言う。
そんな時、『昼のゆめ』の映画化が決まり二人はまた共演することになるのだが―…。

 

前巻が綺麗に終わっていたので続編が出ていたのに気付きませんでした。

※雑誌も追わずしばらく感想サイトも回って無かったため。
本屋で出ていることに気付きしかも帯に「このBLがやばい!2021年度版5位」とありかなり遅れた感です。
前巻だけでもいいかな、と思いつつも他の作品と一緒に購入。

結果、2巻を購入してからのほうが作品を好きになりました。

絵は相変わらず綺麗なのですが、なんだろ…。
ハッピーエンド大好き!イチャイチャ大好き!当て馬に振り回されるのは少しだけ!みたいなのが好きなんですよ。
人によっては当て馬やらなんやらモリモリの方が二人の愛が深まる、と思うかもしれませんが私はほどほどでいいので。
やり過ぎると当て馬にも幸せな展開を!とか言い出すくらいのハッピーエンド好きなんですよ。

二人が絶対に相手以外を好きじゃない、というのがよくわかるのがいいです。

グラグラしない。
あと、嫉妬を煽るためにわざとなびいたフリもしない。
この辺りがいいなぁ、と。

本当、他の方に勧めやすい…。

肝心の内容は最初からセックスしてますし、隙あらばしようとするのでちょっと、と思います。
流石に撮影現場で共演者と一緒の所で盛るのはまずくないか?
何処から漏れるかわからないという危機感はないのか?

あとは演技に真摯に向き合う人々なのですが基本的に愛情の矢印は常に同じ方向しか向いていない。
あと1巻は演技恋愛でしたが、今回はくっついた後なので演技について考えることが多かったです。
ここで問題になるの感覚派の演者か否か。
感情に演技は引っ張られる、という人達と触れて麻水さんの演技にも変化が現れる。
これは由岐くんがいるからこその変化だし、今までにはなかったもの。
そういう成長というか新たな面が現れるという巻でした。

あ、あとは嫉妬を覚えたんだった。
嫉妬を覚える…『イタズラなKiss』(多田かおる)の直樹くんみたいだな。

あ、山瀬くんと鴨狩くん似てないですか?※二人ともかっこよくて、かわいい!

あとはひたすら互いが好きなんだな…という。
特に11話目の表紙が好きです。
由岐くんが麻水さんに抱きつき笑っているんですが、生意気そうな笑顔なんですよね!
俺の!って感じの。
幸せでもあり、なんかもう主張が激しいな…という絵でとても良いです。

2巻でも佐久間くんは相変わらず可愛いし、新キャラの山瀬くんも可愛い
流石に全員付き合っちゃえば?とは言いませんが佐久間くんに懐く山瀬君可愛いな。
距離感おかしいの可愛い。
当て馬にならなかった山瀬くんが可愛い。
佐久間さんとセットで可愛い。
授賞式でイチャつく麻水さんと由岐くんを見つつ山瀬くんに俺らも同じようにイチャつくか、とか平気で言う佐久間さんいいなぁ。
ネットニュースに使われそうという意味で提案するの良いなぁ。
エゴサしちゃうのも可愛かったもんなぁ。
可愛いなぁ。
佐久間さん可愛いしか言ってない…。

演技が全員上手いという設定で互いを誉め合うのもいいな。

嫌な人が出てこないのでストレスがないのがいいです。
皆良い人で誉めている…。
裏で悪口も言うシーンも出ないので安心感しかない。

ドラマティックな何かが欲しい!という方には少し物足りないかもしれないです。
でも絵が綺麗で色っぽいよりもやらしい、えろい表情も多いのでお勧めです。
まだ連載が続いているようなので新刊が出たらまた感想を書きたいと思います。

あと芸能人ものというと『ジュリアが首ったけ』(扇ゆずは)、『黒か白か』(さちも)が連載中なので次回はそのどちらかの感想を書きたいと思います。→両方書きました!もし気になる方がいらしたらぜひ。

mukuge.hateblo.jp

mukuge.hateblo.jpon BLUE 繋がりで『ポルノグラファー』(丸木戸マキ)も書きたいです。
今on BLUE 連載確認した時に『ロンリープレイグラウンド』(ダヨオ)のスピンオフ『悪人の躾け方』を思い出せて良かったです。
開始したばかりなのでまだまだ先かと思いますが早くコミックスで読みたいです。6/25発売決定!