ジェラートよりも甘い恋『ジェラテリア　スーパーノヴァ　royal vanilla』ネタバレ・感想

あらすじ

セフレから始まった里谷智秋と政田直規だったが、両想いになり２年が過ぎた。
出会ってからは3年以上となり、大学生だった智秋も社会人となるも二人の時間を大切にしていた。

前作がセフレから始まって付き合うまで。
今作はその後になるのでとにかく甘いです。
どこもかしこも甘いので確かに「royal vanilla」です。
両想いになってからいちゃいちゃが満載。
前作はセフレだったからこういう甘い時間がなかったので、最初から大量のシロップをかけられたかのような甘さ。
こうなるとどんなことが起きるの…？とドキドキしますが、大学生から社会人になったため、二人で過ごす時間が少なくなる。
そのことからの少しのすれ違い（直規さんの思い込み）という展開でした。

直規さんは今まで付き合った人と一緒に眠る事が出来なかったけれど、智秋くんだけは平気。
これだけで「どれだけ他の人とは違うのか」ということがよくわかります。
これが前作の泊まらない直規さんの種明かし。
前作に入っていると、もう少し直規さんの感情が見えた気もします。

あとは智秋くんの不安。
好きだけど、どうだろう。
セフレから始まったから、どうだろう。
幸せだけど、いつまで続くのかな。
甘やかされなれていないからこその、不安。
読んでいる方からするとこれほど甘やかされているのに…と思う程の甘やかしと顔！ニヤけていますよ！！というほどの顔！！！ですが、当人からすると不安ですよね。

そんな恋愛のもだもだ感が甘すぎる二人のいちゃつきの中にちりばめられています。

ジェットコースターに乗りたい方は少し物足りないかもしれませんが、お互いのことをしっかりと思いあっているところなど恋愛のドキドキ感、きゅんきゅんするところなどはたっぷりです。
直規さんもこんな人だったのね…と思う程それはもう智秋くんを可愛がりまくりで大切にしています。

収録作品は全てこの二人の話ですが、小ネタも沢山あります。
あと、もしも展開もあったりと良かったです。
※記念日を祝う約束のあるバージョン、なしのバージョンなど。

描きおろしまでとにかく甘く、タイトルに偽りなしな内容となっています。

どろっどろな甘い関係が好きな方にお勧めしたい作品です。