むくげの日日是好日

BLコミックの感想日記。このブログはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

追いかけられる方から追いかける方に何故か立場が逆転『YOUNG BAD EDUCATION』感想・ネタバレ

追いかけられていたはずの年下と諦めムードの年上

YOUNG BAD EDUCATION ダヨオ on BLUE comics 祥伝社

 
あらすじ 

ある日酔っぱらい公園のベンチで眠っていた高校教師の高津。
そこに偶然教え子である水沢がやってくる。
眠っている高津を起こすと寝ぼけたままの高津は水沢のことが好きだと告白し、うっかりキスしてしまい―…。

 

 


20歳差の恋愛で、しかも教師と生徒。
最初は生徒の事は好きだけど教師だし、歳も離れているし(20歳)諦めないといけないというムードの中好きだと言われた生徒が先生を気になり出しストーカー行為を始めてしまう。
先生は先生で水沢君が一年生の時から好きだったということで大問題発言なんですがこの後ストーカーになる水沢君も問題案件なので…まぁ、うん。

こういう追いかけていたのはずなのにいつの間にか追いかけられているというのはいいですね。大好きです。
但し、フィクションという前提つきですが。

表紙が水沢君のアップなんですが、目がキラキラしていて生意気そうな良い顔なんですよね!
裏表紙の高津さんの顔と比べるともう!もう!!です。
自信なさげで下を向く高津さん、表紙はがっつりこちらと目を合わせてくるほどの眼力の水沢君。爪噛んでますからね。
欲求不満の現れですよね。
何でもできる優等生なのにね!
でも、だからこそ日常にやってきた先生とのキスという思いがけない出来事に気持ちが揺さぶられたんでしょうかね。
口絵も水沢君が上目遣いで頬づえついているんですけれど、その視線の先には高津さんがいるんだろうなー、と思うとこの目のキラキラ感が…。
色んな色を入れているのが本当、いいなぁ。
この後出した『ロンリープレイグランウンド』は視線と目の大きさの関係であまりキラキラ感がないんですよね。
テーマが違うのでキラキラ感が必要か否かと言われたらそこまでですが。
その代わり髪の毛の輝きにかなり色が入っていますけどね。

書き下ろしも本当に良くて、あーしっかりと続いている!というのがわかって嬉しい。
付き合ってから4年半経過。
まだ医学生だから学生なんですけれど、医者なので先生呼びって良いですよね。
あと下着が格好良くないと言う会話が可愛い。
可愛いしかない…一途と言えば可愛いけれどストーカー要素ガッツリなのに、可愛い。


購入した時の帯が格好良くて大好きなんですが、赤い紙に銀と黒の文字なんですよ。
(※初版じゃないので最初からこの帯かどうかは不明)
紙好きなので本当にこういうのに弱い。
表紙の紙が好きで買うことはないのですが、特殊紙とか使っているものはしげしげと見てしまいます。
さわり心地が好きなのはマットPP という一般的なものですが、この『YOUNG BAD EDUCATION』はその加工していないのですが、好きです。
本当、紙選び込みでデザインって大切ですよね。

同時収録『君はいたずらな火種
あらすじ
作家の山佐と配達員の中野。
ただ配達しているだけだったはずなのに、視線のせいで山佐に好意を持っていることを気付かれてしまい動揺する中キスされてしまい―…。

なんか急にキスしてくるのが続いていますが、こちらも可愛い話です。
先生大人。
ガツガツ系なので中野くんの方が押され気味。
ひょうひょうとした人が手練で急にガツガツ感出してくるの好きなんですよね。
普段淡白なのにー?!
そんなこと興味ないって顔しているのにー?!
むっつりな人が好きなだけか…。

ここまで書いてますが別に山佐さん興味ない振りなんて一ミリもしてませんけどね。

どちらも年下攻めです。
面白いのでぜひ読んでほしいです。

紙書籍等
YOUNG BAD EDUCATION

ダヨオ 祥伝社 2014年10月25日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ