筋肉フェチが止まらない！『シークレット・フライデーナイト』感想・ネタバレ

シークレット・フライデーナイト　野萩あき　B’s LOVEY COMICS　eb! Enterbrain

あらすじ

曽根はいつも仕事中は眉間に皺を寄せ難しい顔をしているが、金曜日だけはその顔が少しだけ緩む。
彼の楽しみは週に一回、仕事帰りのマッサージだった。
何がなんでも、その日だけは空けていて、曽根を慕う後輩・白木の誘いも断っていた。
そこまで頑なにマッサージへ行くのは体のコリをほぐしてもらうのため。
だが、実はもう一つ目的があり曽根が整体に通うのは施術してくれる高山目当てでもあった。
曽根の秘密、それは筋肉フェチだということだった。
そんな曽根の秘密を知っている白木は必死にジムに通うも相手にされない。
対照的に高山の体は曽根がほれぼれとする体だった。
ある日曽根は疲れていたこととマッサージの気持ち良さからつい眠ってしまう。
そしてその流れで二人で飲みに行くことになり酔ってしまう曽根。
曽根を自宅まで送ったところでこのまま高山に泊まっていけばいいとて案するが、曽根にはすべきことがあった。
それは、部屋に貼ってある素晴らしい肉体のモデルたちのポスターをはがす事。
しかし、はがし終える前に高山が部屋に入ってしまい、ポスターを見られてしまう。
開き直る曽根に高山は自分を気に入ってくれていた理由がわかったと言い、更に触れてみたくないかと尋ねてくる。
もちろん触れてみたいと言う曽根に高山は添い寝を提案してきて―…。

あらすじ書いていてなんですが、結構な話ですよね。
筋肉フェチなので高山の体は眼福、まではともかくとして添い寝展開…。

まず、ここで怪しむべきじゃないか…？
恋のフラグを折るような発言になりますが、危機感…。

・いくらなんでも添い寝はないんじゃないか、曽根さん！
・いくら体が火照るとはいえ、抱き締めながら自慰行為はないんじゃないか、高山さん！
・いくら相手の自慰を見たからといって、自分まで抜かれるのはどうなの、曽根さん！
・いくら懐いているからとはいえ、先輩の為に体を鍛える時点で気付いて曽根さん！

……ギャグではなくラブコメという感じです。
面白くて好きな作品なんですが、抱き締めて自慰行為はないな……。
相手眠っているんですよ…？
そこで行為出来るって結構……付き合ってないのに……付き合っていても、どうだろうと審議したいくらいなのに……。
そのせいで起きる曽根さん。
それなのに次の週もしっかりマッサージしてもらうべく高山さんの所に行く曽根さん……メンタル強い……。
いや、曽根さんは気にしてないというか、自分が添い寝してもらっているから抜くタイミングなかったもんね、と納得するのも……。
高山さんじゃなかったら本当、チョロすぎて怖い……。
不安ですよ……良かったですね、高山さんが悪い人じゃなくて。
一歩間違えたらヤンデレ案件ですよ。

また、高山さんの自信満々に筋肉を見せてくるところ……。
そしてその筋肉にメロメロになる曽根さん……。
本当に可愛い話なんですけれど、曽根さんがチョロくて流されやすいのは否めない。
すぐに気持ち良くなれるのはいいけれど……。

あと、後輩の白木くんには先生も書いていますが良い人が現れてほしいです。
きっと曽根さんの仕事っぷり、そして面倒見の良さなどから好きになったのだと思いますが、曽根さん……筋肉に目が眩み過ぎなので……きっと白木くんにぴったりの素敵な人が現れるはずですよ！
曽根さんの為に育てた筋肉繋がりでジム辺りで誰かと知り合ってもいいな…。
出来ればその話を読みたい！
ただ、白木くん受けっぽく見えるのですが、どちらのつもりで曽根さんに迫っていたのか。
ワンコ攻めなのか……？

野萩先生の作品は好きで今のところコンプリート済み！
今も連載されているのでこちらも楽しみにしています。
野萩先生の作品は少し暗めのものが多いのですが（野萩先生もご自身で発言しています）、この作品は明るくてサクっと読めるので特に軽めのものが読みたい時にお勧めです。
恋愛のキュンというよりは筋肉フェチと流される様子の方が多いのでキュンキュンしたい～!もだもだしたい～!!というよりはあくまで楽しく読める、に重点置いているかな、と思います。
もだもだが好きな方にはリバ場面があります『恋の足音が聞こえる』がお勧めです。
しっかりと描写があるリバ場面なので苦手な方は気を付けて下さい。
本当にこの作品大好きで、この作品を知れて良かった!!野萩先生を知れて良かった!!と思った作品です。
また機会があれば紹介したいです。
今回は気分的に明るめ！サクッと読みたい!!という作品にしました。

整体ネタが何作かあるので（体触るネタって性的な方に持ってきやすいですよね）それらの作品も感想を書きたいです。